択一基準点の発表がありました
さて、今から何をすべきか。
の前に数字を少し見ていきます。
択一基準点
午前 25問
午後 24問
驚いたのは午前の基準点です。
2019年度の午前基準点が
上位 21.55%
だったのに対し、
2020年度の午前基準点は
上位 30.99%
であることです。
相当下がったな、という印象です。
27問でも上位21%ですので。
25〜27問の
各1問の間に5〜600人ほどいますので、
救われたかも多いのではないでしょうか。
午後は
2019年度 20.59%
2020年度 19.44%
と誤差の範囲かと思います。
受験者数の減少、かつ採点者の確保
という点で午前は下がらなかったのかな
と考えてます。
何をするかというと行動の準備です。
心の準備はいくらしても、準備通りの精神状態になれるかというと
そんなことはありません。
人間だもの。
感情のコントロールは相当難しいので、
ある程度仕方ありません。
ただ、行動は感情と切り離して進めていきましょう。
パターン別に分けて考える必要があります。
〇択一基準点に満たない方
すぐに動き始める必要があります。
・勉強量が足りていない
・やり方が間違っているの2つが考えられますが、
正直、圧倒的に前者かと思われます。
択一基準点のハードルはここ数年下がっています。
仮に午前、午後両方で基準点を超えられていないのであれば
絶対量が足りていない可能性が高いです。
次年度の法改正は部分対応できると思いますので、
今手元にあるものでも良いですし、
新規のものでもどちらでも良いです。
ただ、過去問と六法は心機一転、新しいのに買えた方が良いと思います。
〇択一の上積みが十分だと判断できた方
基準点+8問くらいの上積みがある方
(午前の択一が低いので9問くらいの方がより確実です)
記述式も基準点プラスくらいは取れている方
お金の工面や受験以外の準備を始めて良いと思います
法改正の勉強、実務書を読んだり
旅行でも良いですし、就職活動をしたりでも良いかと思います
仮にダメでも年明けから何とか挽回できると思います
今回は、年明けでも抜け落ち期間が短いですので
〇択一基準点は超えているけど・・・
・記述式の自信がない
・基準点ギリギリ
・基準点ちょっと超え
一番不安を持つ方かと思います。
12月24日の筆記試験発表まで何をするか
既に、再チャレンジに気持ちが向いている方は
そのまま続けて頂ければ問題ありません。
可能性あるかもしれないし、なかなか気が乗らないという方は、
「このまま合格してやり残したことはないか」
という点で取り組むのが良いと思います。
改正の勉強や、苦手分野の再確認、
登記法を再度丁寧にやってみる などです。
合格してもどちらにしても勉強は続きます。
厳しい言い方になりますが、択一の基準点を超えらない場合は
勉強開始一択になります
そもそも再受験をするか悩んでいる方は、
今一度考えてみても良いとは思います。
参考動画
だいぶ前の動画ですが(^^;
来年受験する!
という方は、この択一基準点発表を
再開する契機にして頂ければと思います。
向田恭平
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