2011年11月02日

民法 判例問題編

民法の判例問題学習編 問題集 過去問


条文問題は以前お話した通りです


「判例の趣旨に照らして」という問題は,毎年出題されます。
(平成23年度は午前20問)

当たり前ですが,
判例とは,実際にあった裁判に対する判決を学習していくということです。
その裁判の結論が今後の判断の規範となっていきます。


では,学習の際に何を意識すべきか。






まずは,判例は,裁判ですよね(当たり前すぎですが重要です)


日本の裁判は,「法律上の争訟」に限られます。

*法令を適用することによつて解決し得べき権利義務に関する当事者間の紛争」
(最判昭和29年2月11日
・当事者間の具体的な権利義務ないし法律関係の存否に関する紛争であること
・法律を適用することにより終局的に解決することができるものであること


そして,民事裁判は,誰かが誰かを訴えることによって始まります。


つまり,対立当事者がいます。
同時に対立する利益,権利義務関係があります。


そして,判決という結論があります。


ここから,普段判例の問題を学習するときには,何を意識しながら学習するか。


・紛争のもとになる条文
・紛争の対象となる権利義務
・対立当事者

→誰が誰を訴えて,何をしてほしいか


まずはこれらを意識しましょう。


その上で,

・誰を保護して誰を犠牲にするのか(妥当な結論)
・結論を出した理由,考え方(保護要件,過失等)


もっと簡単にいうと,

誰と誰が争っていて,勝ち負けをつける理由を考えながら学習する

ということです。


何度見ても同じ結論を導ける程,納得のいく結論であれば,
学習は楽です。
その考え方をばっちり身に付けましょう。


結論に納得がいかない場合は,まずは結論を覚えましょう。
そして,一瞬でいいので理由を考えてみます
(解説を見ながらでも構いません)


頑張ってる かわいそう 悪い 悪くない 過失がある 不可抗力
登記がある サボっていた 騙そうとした 利益をたくさん得ている


など簡単な言葉で構いません。
自分の言葉で置き換える,一言で置き換えるというのが重要です。


結論の知識はもちろんですが,
この「考え方」を養うために,学習をしていくのです。


結論がわかっている問題でも,この道筋,考え方,利益衡量の感覚を
養っていきましょう。


そのために,結論が分かっていたほうが考えやすくなるので,
まずは,結論の把握,次に,理由の把握,そして,考えてみる。


同時にやっていくこともできますが,大きくはこの順番です。
そのために何度も繰返すのです。



これができるようになれば,問題集や過去問そのままの問題が
出なくても判断できるようになります。


【復習】
条文問題は,知識の精度とその整理
判例問題は,知識と考え方,判断する力(利益衡量)

が重要です。

基礎力養成答練受講の方は,既に具体的にやっていると思いますので,
引続き,張り切って頑張ってましょう。


受講していない方で,なるほど,とかいいな,と思った方は,

今回の内容を,知識情報レベルの知っている ではなく
使える というレベルに引き上げる必要があります。


そのためには,すぐにやってみることが重要です。

自らの手と頭を使って考えてみる。
理論は,実践していかないと,真の意味で身につきません。


早速やってみてくださいね(^^)


それでは今日も顔晴っていきましょう!



司法志士 向田恭平


posted by 司法志士 向田恭平 at 02:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 試験対策・勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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