2011年08月05日

なじょにがすっぺ〜法律ってどうなの?〜



3日目夜

私が参加したボランティアツアーは,4日目は平泉観光をして東京に戻るという日程だった。
しかし,私は,4日目朝に離団し,宮城の友人とボランティアをすることにしていたので,
最後の夜となった。

名残惜しかったですが,夜はすっかり語り合いました。
神戸の方に色々とお話を聞いた。

神戸の時は,家も人も物も,その場にあった。
でも,今回は,違う。その場にあったものが流されてどこに行ったかわからない。

その違いは大きい。

そう話していた。

何でみんな来たのか。本当に様々。
それは最後に回します。


みんなで色々な話をしました。
そこで,私は,法律について色々と聞かれました。
まずは相続のこと。

失踪宣告と相続開始について
相続放棄をすべき期間とその例外と特例措置について


他の方の法律の印象は,法律は嫌なものだ,色々と制限があって自由にできない。
そんな印象だった。

その怒りを込めた質問がどんどん飛び出してくる。
これは最近忘れていた感覚。新鮮で勉強になった。

何のためにそういう制度があるのか
例外はもちろんあってちゃんと保護されるような措置を用意しているとか


私も学習当時のきっかけは,みんなに適用される法律なのに,その法律を知っている人が
知らない人に対して,悪用する場面に出くわしたこと。
成人なり立ての人を相手に詐欺行為をしている集団があることを知ったから。
二十歳の頃の200万円の借金って絶望するには十分な額。
ぎりぎり返せるけど、気持ちが重い、金額。
罪深い行為だと思った。
 
 
私はみんなに適用される法律を,全然知らないで成人した。
法律は嫌いだった。
学習をしていくと,法律は完全ではないけど,色々と考えて,色々な立場の人に考慮しながら立法されている事も知ったこと
だからもっと知らないで不利になる状況を減らしたい。


そんなことを説明した。
 
 
 
法律を学習していない方の法律に対する見方が,素朴であるが本質的な質問が多くて
非常に勉強になりました。
 
広く法教育をする必要があるな。と実感した。
そして,人間関係,信頼関係が出来ると遠慮なく質問してくれることを実感した。
その時,来た意味があったかな。法律を勉強してきて良かったかな。と思えた。
 
  
 
相馬市などに足を運び法律相談をしてきた同期から,その感想を聞いた。


「思ってるより全然相談に来ないよ。遠慮してるのかわかんないけど,何か歯がゆい感じはある」

優先順位が高くないし,余裕がないのだと思う。
さぁ来てください。と待っていても,なかなか来ないだろうなという想像はつく。
それでもやらないよりは絶対に良い。その行動・活動は素晴らしいと思います。


提案としては,
「法律相談」と銘打って待っているのではなく,こちらから避難所や仮設住宅を回って
相談ごとはないかとアプローチする


相談一般ということで,医療も税金も国からの援助も法律も,色々詳しい人が
力を合わせて実施する
あの状況で今困っていることを法律問題と認識することが難しいからです。
例えば,家がなくなった。お金もない。どうするか。財産は,家族は,体調は,と聞いていく。
それで解決をしていく。

ただ,現地に専門家が行くには色々と制限があるので難しいかもしれないですし,
既に実施しているかもしれません。


被災地の方が色々なことに目を向けられる時に,多くの司法書士が現地に足を運べるように,
現在継続的に法律相談を実施してくださっている諸先輩方を応援するとともに,
これから司法書士になろうとする方の応援もしていきます!
 
 
私自身,できることを考えていこうと思います。
皆さんは,目の前の勉強かもしれませんし,仕事かもしれません。
 
それぞれの立場で,それぞれのことを張り切ってやっていきましょう!
なじょにがすっぺ!頑張ろう!
 
 
6日(土)は大阪で,7日(日)は東京で講義があります。
久しぶりに皆さんにお会いできればと思います。
張り切って講義をやっていきます!
 
 
北海道的代表song
大空と大地の中で/松山千春






向田恭平


1 なじょにがすっぺ〜行くことだけが決まっていた〜

2 なじょにがすっぺ〜3日間と3か月〜

3 なじょにがすっぺ〜何が必要ですか?〜

4 なんじょにがすっぺ〜陸前高田沿岸部〜

5 なじょにがすっぺ〜瓦礫の撤去作業〜

6 なじょにがすっぺ〜法律ってどうなの?〜

7 なじょにがすっぺ 〜会いに行く前に〜
posted by 司法志士 向田恭平 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 怒りを込めた質問をみんなが出来たのも、先生が「俺は有資格者だぞ」などとイスにふんぞり返るのではなく、大変な労働を汗水たらして一緒にされたからこそなんでしょうね。先生は依頼者とともに走る司法書士に最もふさわしい方ですし法律家とはこうあるべきだと強く実感させられます。本当に先生の様な教育者がいらっしゃる伊藤塾で勉強できたことを誇りに思いますし、先生が教育者であり続け実務に行かれないのであれば、私が先生の意志を実務の世界に連れて行かなければならないのだと、塾生として自覚せざるを得ません。
 本当に司法書士を目指していて良かった。本当に良かったです。
Posted by にこ at 2011年08月07日 02:03
 私の先輩は被災しましたが、「自分の持っている看護師の資格を活かしたい」と言って、地元ボランティアとして、現在も活動しています。被災地では看護師の方々を必要としている仕事が多く、最初は避難所を回っていたと聞きましたが、現在は仮設住宅の他、自宅に居られる被災者のお宅を回ったり、広範囲に活動していると言っていました。
 先輩の話を聞くたび、資格は持っているだけではなく、持っている資格を活かすのが、資格を取るということだと、改めて実感しました。
 先生が以前、なぜ司法書士を目指すのか、司法書士の試験に合格したら、何をしたいのか、問われました。受験生には、その気持ちを書心として大切し、書心を忘れないようにとも言われました。私自身、書心を忘れず、司法書士を目指します。

 にこさんと同じく、向田先生のような熱意、行動力を持った先生が居られる伊藤塾に入り、司法書士を目指して行くことができて本当によかったです。

 今週の仙台は七夕で多くの観光の方が見えています。ありがたいです。
 先週、福島に帰ってきましたが、観光の方が多くなく、地元の方も嘆いていました。原発と風評被害が一日も早く治まってもらいたいです。

 先生には、ご多用の所、ボランティア活動ありがとうございました。被災地の一人として、お礼申し上げます。東京は暑い日が続いていると思います。体調に留意され、新講座おいて受験生への熱血指導をよろしくお願いします。長文になり申し訳ありません。
 



Posted by こう at 2011年08月07日 23:16
にこさん

ありがとうございます。
共同作業により人間関係を作ることができたので,
色々と腹を割って話してくれたのかもしれません。
非常に良い機会で勉強になりました。

私は皆さんが言ってくれる程大した人間ではありません。
それでも自分にできることをしていこうと考えています。

にこさんには期待しています!
何としても合格して,私の分も大活躍してください!

Posted by 向田恭平 at 2011年09月02日 15:49
こうさん

熱いコメントありがとうございます。
おっしゃるとおり,資格は,取得してからどう活かすのかが大事です。
今から考えていくことが重要です。
さらには,合格後に初めて選択肢が増えていることを実感し,
行動することができる場合もあります

合格前よりも,もっともっと色んなことができます。
一緒に頑張っていきましょう!


まずは合格目指してひた走りましょう!

Posted by 向田恭平 at 2011年09月02日 15:56
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