2011年03月23日

『財産権の侵害』

『財産権の侵害』

参考問題として司法書士試験の過去問を示します。
平成3年午前の部第7問目【物権的請求権の行使に伴う費用の負担に関する問題】
問題としては,請求権者は誰か,所有権の侵害の原因があるかどうか,がポイントです。

ただ,現実はそんな簡単なものではありません。
問題のように○×で答えが出てそれで終わりではないのです。
また,自然災害の場合は,誰かに原因があるわけではありません。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000102-yom-soci
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103220564.html

 「うちの敷地に流されてきた、誰かの車や家財道具がある。処分していいか」
 宮城県環境対策課には、こうした相談が相次いでいるという。担当者は「止めもしないし、お勧めもしない」と戸惑いを隠せない。
 見た目には「ゴミ」「廃棄物」であっても、当事者が「財産だ」と主張する可能性がある。一方的に行政の判断で処分を認めたり、代わって処分したりすれば、財産権侵害として訴訟に発展する可能性もなくはない。だが、「一つ一つ所有者を確認していたら、復旧作業に手が回らない」(担当者)のが現実だ。
 校庭には、浸水したり、窓が割れたりして動かなくなった約100台が取り残されている。校庭は公道ではないため、所有者の承諾なしに撤去できない。現場で指揮を執る陸自隊員(45)は「この混乱の中、どうやって所有者を捜し出せばいいのか……」と困惑している。 がれきの撤去については、処分予定を前もって公告し、一定期間内に所有者から何も反応がなければ処分できるようにするなどの方法が模索されている。「『財産権を侵害した』などと言われないような法制度を整備してもらいたい。前例のない事態だけに困る」と、県の担当者は国に苦言を呈する。
最終更新:3月21日(月)1時16分
被災地で復興の第一歩となるがれき処理について、枝野幸男官房長官は22日の記者会見で「緊急的な立法も含めて考える」と語った。津波で流された家財や自動車にはそれぞれ所有権があり、勝手に処分すれば財産権の侵害になりかねない。復旧作業の遅れを避ける狙いから、枝野氏は特別立法に言及した。
 政府の被災者生活支援特別対策本部事務局長を兼ねる平野達男・内閣府副大臣は「今ある法律の中でもやり得る」と語り、現行法を柔軟に運用するガイドラインも取りまとめている。首相に近い重要閣僚の一人も「がれき除去はすぐにでもやらなければいけない話だ。野党にも運用への協力を呼びかける」と話す。


誰のどんな利益を保護するか。全体としての利益と個人としての利益のバランスが必要です。
今何が必要なのか。
早期に解決し,復興が進むことを願っています。


下記の動画は,私は実際にRISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO EARTH TENT
にて聞いていたものです。
非常に励まされ勇気をもらいました。本試験と合格発表の狭間の夏の北海道でした。
悲しみの果ては,素晴らしい日々を!



悲しみの果て/エレファントカシマシ



向田 恭平

posted by 司法志士 向田恭平 at 09:51| 岩手 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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