2011年01月22日

『試験委員に挑戦』

何かと批判されるばかりの本試験委員。
そんな本試験委員に挑戦しちゃいましょう。

さて,今回のテーマは,「逆転の発想」です。
これ自体はよく聞く話ですね。

結論から言うと,
問題を作ってしまおう。解説を書いてみよう!

ということです。



司法書士の試験合格のためには,
問題に解答していき,合格点を取る必要があります。

解答力を上げる方法として,一つの提案。
それは,解説の作成をすること。作問をすること。


試験委員もかつては受験生だったはずで,問題を解いたことはあります。
その経験も含めて作問しています。
そして,答えは必ずあるという前提で作っています。

作問しちゃいましょう。数問で構いません。

そうすると

問題 → 答え
の思考プロセスから

答え → 問題

の思考プロセスを踏むことになります。


そうすると,普段の学習,テキストや条文を学習する際にも,
どこがポイントとなるか,どのように出題されるかを意識できます。

「使える知識」とは何かを意識しながら学習ができるのです。


「勉強のツボ・解答のツボ」が身につきます。


本当は記述式の作問の方が良いのですが,まずは択一から。



では,最初のお題。

2010年度午前の部第5問

Aの代理人であるBは,Cに対し物品甲を売却した
(なお,この売却行為は,商行為には当たらないものとする。)。

Bが自己又は第三者の利益を図るために物品甲を売却した場合であっても,
それが客観的にBの代理権の範囲内の行為であり,CがBの意図を知らず,
かつ,知らないことに過失がなかったときは,Bがした意思表示は,
Aに対して効力を生ずる。


2010年度午前の部第12問目

AがB及びCに対して土地を二重に譲渡し,Bに当該土地を引き渡したが,
Cに登記名義を移転した場合において,CがBに対して当該土地の引渡しを
要求したときは,Bは,Aに対する損害賠償請求権に基づいて,当該土地について
留置権を主張することができる。


それぞれ解説を作成してみてください。
もちろん六法等を見ても構いません。


つづく


向田 恭平

posted by 司法志士 向田恭平 at 02:56| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 試験委員に挑戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログでは、初めまして!
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さて、面白そうなので、解答作ってみました♪

<2010年度午前の部第5問>
正解 ○ AAランク! 
入門テキスト:[第2編]総則<第6章>代理(6−3)代理行為

99条より、代理行為は
@代理人が権限内で
A本人のためにするという顕名をし
B意思表示をする
ことによって、本人に効力が生じます。

この問題はAに引っかかります。
代理人Bは、権限濫用したワルです。

もし相手方Cがワル代理人Bの意図を知っていたり、
知ることが出来たとするなら、
本人Aに効果帰属させると、Aさん可哀想(TmT)となりますが、

何も知らず、落ち度のないCの場合は、Cを守らないと可哀想(TmT)
ワルを選んだAに人を見る目無いんだから、我慢して責任取りなさい。
っということになります。

通説は、心裡留保の93条但書の類推適用となっています。
なぜ、直接適用じゃなく、類推適用なのかと言うと、
確かに「本人Aと代理人B」をセットで見れば、
Aのためにするという真意に反していて、心裡留保ですが、

「代理人B」だけで見れば、私心によるけれども、
ちゃんと意思表示があって、嘘っぱちの気持ちで取引をして無いので、
心裡留保とは言い切れないからです。


<2010年度午前の部第12問目>
正解 × AAランク!
入門テキスト:[第4編]担保物件<第2章>留置権(2−2)成立要件

295条より、留置権は
@他人の物を占有し
A物から生じた債権があり
B債権が弁済期で
C占有が不法行為じゃないこと
が成立要件です。

この問題はAに引っかかります。
Aに対する損害賠償請求権は、物から生じた債権じゃありません。
2人に土地を売るという履行不能を生じさせたワル、Aへの債権です。
Cさん悪くないから守りたい。

なので、誤りとなります。

以上です。間違いも多々あるかと思いますが、取り組んでみると、
とっても楽しかったです♪

したっけまた(^o^)/
Posted by アジア代表 at 2011年01月27日 22:43
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