2011年01月10日

「裏取り」〜知識問題作成編〜

サッカーアジア杯初戦はヨルダンと引き分けでしたね。

サッカーでは,「ディフェンス(スペース)の裏を取る」
とか言われますね。

バスケも同様です。
コートのあるスポーツは大体あるでしょうか。

あとは,刑事もののドラマにも登場しそうですね。


さて,
「実務,作問,解説,教材制作に共通する作業」

として「裏取り」があります。



裏を取るとは,

根拠を取る。証拠を見つけるということです。

具体的には,「条文,判例,先例等に当たる」ということです。


条文がそう言っている,判例,先例に従った結果である
だから自分の判断には落ち度はない。
瑕疵はないはずだ。

と言い訳をすることができます。
裁判になった場合も同様です。


問題を作成する場合には,
根拠となる条文,判例,先例をベースに作成します。

見解がわれている論点は,見解の対比問題として出題されます。


知識問題の作成で重要なのは

・条文
・判例(規範,事例)
・先例



当然ですが大事です。


まずは,これらの中から出題したい知識を選択して
作成します。

この問題は,民法の95条から出題しよう。
それに関係する判例を出題しよう等です。


裏がない知識問題は作成できません。


作問者は,条文,判例集,先例集,実務書等をカンニングしながら,
つまり,裏を取りながら作問しています。

判例や先例は山ほどあります。具体例,事例は無限にあります。
すべて覚えることはできません。
事前にすべてを知識として準備するのは不可能です。


条文,判例の要件,規範等の抽象度の高い知識の方が,汎用性があります。
具体的事例は,要件等に当てはめれば解答できる場合がほとんどです。

普段の学習としては,各種ルールの把握を意識しましょう。
そのために事例があるのだ,というくらいに考えましょう。


具体と抽象の有機的結合により,理解が進んでいきます。


もちろん当てはめるためには,訓練も必要です。


例えば,「登記上の利害関係を有する第三者」の問題。

問われている知識は単純です。ルールは少ない。
そのルールの中から,出題者は色々と組み合わせて事例にします。

ただ,具体定な事例(登記記録)等で出題されると難易度が一気に上がる。

複数の要件を挙げて,すべて検討する必要があるからです。
単発の一問一答の知識ではないのです。
検討ポイントが多い分,時間もかかります。


話はそれましたが,
結論的には,作問者は,答えを確定させるために,言い訳をするために,
裏がある問題を作成するということです。



予告
「ルールの把握と事例への当てはめ」
という内容を記事にする予定です。気長にお待ちください。
これはシリーズ化する予定です。
(気が変わらなければ。)



お読みいただき,ありがとうございます。

今日も精一杯楽しんで,充実感と笑顔の一日になりますように。



posted by 司法志士 向田恭平 at 02:08| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 試験対策・勉強法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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